ひとことで「頭痛」と言っても、風邪を引いた時の頭痛、アイスクリームを食べた時の頭痛、などからくも膜下出血や脳出血・脳梗塞に伴う頭痛まで、様々な種類があります。長い期間続いている頭痛の多くは、専門的な知識がなくても判断できる安全な頭痛ですが、病院やクリニックを受診する必要がないのは、薬を飲まずに普段の生活が妨げられない程度に症状が軽い場合だけです。それ以外の頭痛では、専門の医師の診察を受けて頂いた方が良いと考えています。
頭痛については、ネット上にもたくさんの情報がありますが、中には命の危険を伴う場合もあります。安易に自己判断はしないで欲しいと思います。
実際の診療で、必要と考えられた場合には、危険な頭痛なのかどうかをMRI検査等で確認します。
検査の結果次第では、一刻も早く専門の病院で特別な治療に移る場合があるからです。