急におこった頭痛の場合
急におこった頭痛で、これまでにないひどい頭痛、いきなり出た頭痛、あっという間にピークに達した頭痛では、脳の血管が切れた(脳出血、くも膜下出血)である危険性があります。急いで脳神経外科または脳神経内科を受診して、正確な診断を受ける必要があります。
ゆっくりと悪くなった頭痛の場合
ゆっくりと悪くなってくるような頭痛では、脳のできもの(脳腫瘍)や、血液が溜まった状態(慢性硬膜下血腫)などの可能性もあるので注意が必要です。症状の強さや状況に応じて、近くのクリニックまたは専門の医師の診察を受けることをお勧めします。
かなり以前からの頭痛の場合
かなり以前、数年以上前から同じような頭痛を繰り返している場合は、命の危険はないことが大部分です。片頭痛や緊張型頭痛が代表的です。最近はよい治療法もありますので、専門の脳神経外科、脳神経内科、頭痛専門外来、などを受診されるとよいでしょう。
頭痛以外の症状がある場合
頭痛以外の症状がある場合、たとえば熱があったり、手足の麻痺やしびれを伴うような場合にも、急いで専門の医師を受診する必要があります。