(1)日常生活に支障をきたすほどの激しい頭痛 です。
(2)光や音に過敏になる、つまり
ふだんは気にならない室内の照明などの光をまぶしく感じたり、不快に感じることがあります。
(これを光過敏と呼びます)
(3)ふだんは気にならないような音を不快に感じたり、音を聞いたりすると、気分が悪くなります。
(これを音過敏といいます)
(3)発作性、つまり突然、何かの拍子に痛みが出てきます。そして、周期的に繰り返します。
(4)頭痛が起こると吐き気が出たり、実際に嘔吐することがあります。
(5)心臓の鼓動(脈拍)にあわせたズキンズキン(ひどくなるとガンガン)とする拍動性の頭痛が数時間~3日間持続します。(ただし、頭痛が拍動性でない場合もあります)
(6)約6割の方は頭部の片側で頭痛が起きますが、4割の方は両側に痛みが出ます。
(7)階段の昇り降りなど、日常的な運動や体動、体を動かすと痛みが出ます。
首を振ると痛みが出ることも一つの特徴です。
入浴で悪化する方も多いです。
(8)初めて症状が見られるのが、思春期または若年成人期です。
以上の項目がどれくらい自分にあてはまるのかが、頭痛が片頭痛かどうかを判断する際に大事です。
もし、あなたがお困りの頭痛が片頭痛である可能性が高いのなら、一度専門の医者を受診し、相談されることをお勧めします。
なぜなら、片頭痛の治療は年々進化しているからです。
片頭痛のための薬が数多く開発されています。
「痛いときに薬を飲む」ではなく、「痛みがきつくなる前に飲む」「痛みが出るのを予防するために飲む(または注射する)」など、さまざまな治療方法もあります。
専門の医師の診察を受けることが、あなたの頭痛を和らげる、その一歩につながることを願っています。