頭痛は、「一時性頭痛」と「二次性頭痛」の、大きく2つのグループに分かれます。
どうやって頭痛を治すのか?
グループ分けを知ることで、治療方法が理解しやすくなります。
一次性頭痛
一次性頭痛は、はっきりとした原因になるような脳の病気はないけれども、症状が頻繁に起こるような頭痛のことを言います。
「慢性頭痛」とも呼ばれます。
いわゆる「頭痛持ち」の方の頭痛と考えて頂いたらよいでしょう。個人差がありますが、周期的に痛みが出てくるので、生活の上で支障を来したり、ストレスの原因になることがあります。出来る限りの治療や対処をしながら、長期的に付き合っていく必要があります。
二次性頭痛
二次性頭痛は、頭痛の原因になるような脳の病気がある頭痛のことです。
「急性頭痛」とも呼ばれます。
脳にできものが出来たり(脳腫瘍)、脳組織に菌が繁殖したり(髄膜炎、脳炎)、脳の血管が破れたり(クモ膜下出血、脳出血)した場合など、脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛なので、早めの処置が必要な場合が多いです。最悪の場合は命の危険になる可能性もありますので、普段は頭痛のない人が、急に激しい頭痛に襲われたときは、急いで病院を受診する必要があります。
一次性頭痛の種類
片頭痛
緊張型頭痛
群発頭痛
薬剤使用過多による頭痛
二次性頭痛の原因
くも膜下出血
脳出血
脳腫瘍