脊椎の病気には、どのような手術を行いますか?
手術は、体に負担もかかり、リスクも伴います。ですから殆どの患者様は、実際にいろいろな症状で困っていても、なるべく手術は受けたくない、と考えられるのではないでしょうか。
私は、ブロック治療など、他に治療方法の選択肢をできるかぎり多く準備していますが、内服治療やブロック治療では良くならない症状、状況は確かに存在します。また、治療には適切なタイミングがあり、それを逃すと後に強い症状が残ることが予想される、そのような場面もあります。
そのような場合には、手術を御相談致します。
私は、脳外科での手術経験を活かして、
出来る限り安全を最優先して、神経がはっきりと見える顕微鏡や内視鏡を使っています。
特に腰の手術で使う内視鏡では、より高倍率の画像で患部を確認しながら、より安全で体に負担のかからない治療を追求しています。手術のキズが小さくなる、という見た目だけではありません。術後のキズの痛みも減り、日常生活への復帰も早くなります。ほとんどの方は、手術当日の夕方には食事をとり、歩いて頂いています。
代表的な手術術式を以下に説明します。